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金融政策に注目
為替を動かす金利政策はどうやって決定されるのでしょうか。
金融当局は、さまざまな経済指標を見ながら景気判断を行い、金利やマネーサプライ(通貨供給量)の調整といった金融政策を行います。
為替市場は発表される経済指標にも左右されて動きます。そこで各国が発表する景況感調査に注目したいところです。
日本で一番影響が大きい経済指標に、日本銀行が発表する「全国企業短期経済観測調査(日銀短観)」があります。
四半期(3か月)ごとに発表され、為替に大きな影響力を持ちます。
ほかにも注目したい経済指標に、「景気動向指数」(内閣府発表)「国内総生産(GDP)」(内閣府発表)「鉱工業指数」(経済産業省発表)などがあります。
輸出入の差で為替も動く
経済指標のほかに貿易収支も為替に影響を与えます。
貿易収支は輸出額と輸入額の差で、輸出が輸入を上回れば「貿易赤字」となります。
貿易黒字が膨らめば、海外から流入した外貨を自国通貨に替えなければならず、自国の通貨が買われる結果となります。
その為、貿易黒字は自国の通貨高につながるのです。